結論は、「広く浅く」。
私の経験
私は今まで、「狭く深く」派で生きてきた。
クラスに2人くらいの仲良し+彼氏がいて、それ以外は「知り合い」程度。悪く言えば依存的関係。「一人でいる時間」よりも「誰かと二人でいる時間」が多かった。浅い人間関係なんて、構築したところでどうするんだ?意味なくない?と思ってた。
でも最近は、「広く浅く」にシフトチェンジしている感がある。
意識したわけじゃない。いつの間にかそうなってた。「広く浅く」は、「必要な時だけ必要な人に会う」という合理的な人間関係。さっぱりした人間関係。
依存してないから、一人でいる時間が長い。必要な時にしか人に会わない。2年に1回会えば十分な人もいる。3年に1回の人もいる。それでも、久々に会っても緊張したりはしない。
久々に会っても緊張しない理由は、二つある。
1つ目は、たいていの人がSNSで繋がっていること。3年ぶりに会うっていったって、毎日インスタで見てるもん。急に化粧が濃くなったわけじゃなく、過程を見てるから、違和感なんてない。
2つ目は、「久しぶり~!」ばっかりのせいで、「久しぶり~!」慣れしてる。A君に久しぶりに会うのも、B君に久しぶりに会うのも、そう大差ないと感じる。相手が元カレや好きな人だったら、また違ってくるんだろうけど。
そう考えると、現代において「深く」付き合う必要はあるのか?という疑問もわいてくる。会わなきゃ得られない情報がかなり少なくなっている。オンラインで十分。
だからこそ、「オンラインでも満たされないほど会いたい」という強い気持ちが浮き彫りになるのかもしれないけれど。
会う必要がない→それでも会いたい人は特別な人 って、分かりやすく区別されるのかもしれない。
研究ではどんな結果?
どんな人間関係を構築すると幸せを感じるのか?について、「幸せのメカニズム」という本に書かれている。
友達が多いかどうかは幸福にあまり関係ない。一方、多様な友達がいることは、幸せに影響する。同じような友達がたくさんいる人より、多様な友達がいる人の方が、幸せな傾向がある。つまり、いろいろな職業、いろいろな年齢、いろいろな性格、いろいろな国籍の友達がいる人の方が幸せを感じる。
広く浅くてもいいから、いろんな種類の友達を取りそろえた方が心が安定する。視野を広くしていよう、ってことか。
そう考えると、モノガミーよりもポリアモリーの方が安定しているのではないか?定住よりも、何拠点ももって生活する方が安定しているのではないか?一つの職業にこだわらず、様々な仕事を掛け持ちする方が安定なのではないか?となってくる。
幸せ≒安定だけどね。
今の時代、「安定」の中身が変わってきている。
安定とは、一つを独占し続けること、独占され続けることではない。それはいつか崩壊するかもしれない。
安定とは、リスク分散。安定とは、多様さを知って、多様さを生活に取り入れることから始まる。
従来の安定(公務員、死ぬまで一つの会社)などは、もう安定じゃない。