おはようございます。こんにちは。こんばんは。田舎暮らしの詩人 ななさまです。
私は色々なものから逃げて、(結果的に)新卒フリーランスになりました。
「新卒フリーランスになるぞ!」と意気込んだ訳ではありません。流れ着いて新卒フリーランスになりました。新卒フリーランスというよりは、進路模索中の既卒の人という感じです。
ゆるゆる系フリーランス。新卒リタイア。世捨て人。とにかく、日々をゆるゆる生きています。
情熱大陸よりも人生の楽園に出演したい、そんな感じです。
どんな生活をしているの?
定期的にライティングをして、最低限のお金を稼いでいます。
あとは読書したり、日向ぼっこしたり、noteを書いたり、ぼーっとしています。今後は畑もやります。
【宝物見つけた】
ライティングをしてたら眠くなったので、海に散歩をしに行きました。シーグラスを「宝物」と名付けて宝探しをしました。青や緑、白が多いけど、稀に黒や赤もあるらしい。そして高値で売れるらしい。平和な田舎暮らし#田舎暮らし #シーグラス #シーガラス #宝探し pic.twitter.com/6StQWbHiN8
— 田舎暮らしの詩人🌙ななさま (@777nanadayo777) 2018年4月27日
【富津岬⚓】
初めて富津岬に来た!ここは位置的に、ちーばくんのちーばくんの位置です。豆知識。 #富津岬 pic.twitter.com/3LprTh4TJD
— 田舎暮らしの詩人🌙ななさま (@777nanadayo777) 2018年4月26日
今日はシェアハウスで歓迎会&誕生日会をしてもらいました。手作りのケーキが美味しかった!ありがとうございました🎂 pic.twitter.com/bbrPe7ZzSd
— 田舎暮らしの詩人🌙ななさま (@777nanadayo777) 2018年4月25日
スカウトが届かなくても、お肉を食べれるイベントを開催するため、誰でもお肉をゲットできるチャンスがある!【焼き肉屋さん🐮慶尚苑】
金谷には焼き肉屋さんが無いので、一駅奥にある保田駅の慶尚苑に来た!カルビとオイキムチが美味しかった。そして何より面白いのが、食べログにコメントしてるのが山口拓也さん(千葉県在住20代後半)なこと。これは99%いけちゃん@ikechan0201だろう… pic.twitter.com/T1I2uvA77G
— 田舎暮らしの詩人🌙ななさま (@777nanadayo777) 2018年4月27日

千葉県富津市金谷のシェアハウスで、ゆっくりのんびり生活しています。
新卒フリーランスの感想を一言で述べる

「楽だけどあんまり楽しくない」
のんびりしすぎて、楽だけどなんだか物足りないです。
5月は面白い予定(仕事?)もいくつかあるので、物足りなさは解消されるはず。これからって感じです。
デメリット
デメリットと言ったら大袈裟ですが、新卒フリーランスの面倒な部分を沢山感じています。新卒に限らずフリーランスに共通することかもしれませんが。また、私がゆるくてふわふわした生活をしているせいでつまずいている可能性もあります。「新卒」「フリーランス」というよりは「私の場合」という感じです。
手続きが面倒くさい

年金や保険、税の手続きを全て自分でしなければなりません。当たり前すぎるほど当たり前のことですが、ぬるぬる学生をしてきた私は仕組みを理解するのに手間取りました。保険に関しては、親の扶養に入ったままならお金を払わずに生きられます。しかし、収入が一定の金額を越えると扶養を外れなければいけません。もしも扶養に入りっぱなしで油断をしていて、今年度の終わりに「実は収入が●万円を超えていた」と判明すると、1年前に遡って保険料を納めなければいけなくなるので、急な出費になります。
また、お金は全て自己負担です。会社に所属していると半額は会社が負担してくれます。「全て背負って生きなければいけない感」を感じます。
この辺りに関しては、新卒フリーランスよりも「脱サラフリーランス」の方がキツイかもしれません。理由は、「フリーランスになりたてで収入が少ないのに、税金の支払いは増える」という現象が起きるからです。
「なんとなく流れに身をまかせる」が通用しないな、と実感しています。
プロフィールを登録しておけば、
後は待っているだけで企業からスカウトが
届くので非常に簡単でお手軽
お金の管理が面倒くさい
確定申告のための収支管理、レシート管理が面倒くさいです。しかも、収入源が様々です。ランサーズ、クラウドワークス、バイト先、note、その他。ひと月に4回も5回も振込みの日があります。こまめに管理をしないと、お金関係がしっちゃかめっちゃかになります。ADHD的な傾向が強い私はこの辺がキツイなぁと実感しています。秘書さんが欲しい。
自動でお金が入らない

自分で入金を手続きをしないとお金が入らないのもあります。また、クラウドソーシングサイトではクライアントさんが支払いを忘れていることもあります。(残念だ。)
なので、自分で出金手続きをしたり、ちゃんとお金が振り込まれているか確認しなければなりません。自分一人で経理も営業も普段の仕事もしないといけないので、マルチタスクが苦手な私にとっては結構しんどいです。
友達と比較する

私は千葉大学教育学部を卒業しています。周りは大企業や学校に勤めています。なので、大きな組織の下で楽しそうに働いている友人がキラキラして見えます。これは私がもともと陰キャラ気質だからかも。インスタグラムが眩しいです。
みんな「初任給♪」と言っていますが、私はどれが初任給なのか分かりません。大学在学中の2月に得たライティングの収入…?よく分かりません。
自己管理しないと堕落する
ゆるゆる系フリーランス。スローライフ。夜型10年目。メンタル弱い。そんな私がスーパーフリーを手にしてしまうと、堕落します。どろどろした文章を書くためには堕落した生活、退廃的な生活も必要だと考えていますが、あまりのだらしなさに自分で嫌気がさす時もあります。自己嫌悪にならないバランスを見つけたい。
先輩がいない

教えてくれる直属の上司がいません。いきなり独り立ちです。仕事内容も社会の常識みたいなものも分からない中で独り立ちしなければいけないので、心細いです。
私は幸いフリーランスが沢山住んでいる金谷にいますので、聞けば色々な人が助けてくれます。シェアハウスの住人も全員フリーランスです。困ったときは助けてくれます。もし一人暮らしで新卒フリーランスをやっていたら…と考えると、ゾッとします。
私みたいなゆるゆる系フリーランスは特に環境選びが大事だと思いました。金谷に住んでいなかったら、最低限の収入も得られていなかったでしょう。
かなり前のめりにならないと成長しない
先輩がいないに近いのですが、学ぶ機会が降ってきません。会社や学校勤務の場合、研修があります。しかし、フリーランスに研修はありません。自分で必要なセミナーを見つけて申し込んだり、頼れる人を確保しないと成長の機会を逃します。
元々積極的な人は大丈夫だと思いますが、受け身でゆるゆる過ごしている人は要注意かなぁと思います。
なんか不安

よく分かりませんが、謎の不安に駆られます。フランスの社会学者E.デュルケム曰く「社会の規範の拘束力がなく、何をしてもよい、というような状態になると人は不安な気持ちになる」そうです。(著書『自殺論』参照)
私はストレスもなくて自由な生活をしていますが、正体不明の不安がぐるぐるしています。自由って不安らしいです。
肩書きが謎なため、説明が面倒
人に仕事の説明するのがちょっと面倒です。テンプレートを用意しておけばいいのかもしれませんが、うまく説明出来ません。フリーランスに馴染みがない人には「インターネットに載せる文章を書くライターをしている」と説明しています。フリーランスの人には「ライティングとnoteで生計を立てていますが、詩人です。」と説明します。なんかしっくりきません。詐欺臭いです。
「保健室の先生です」「〇〇という会社で働いています」という簡潔な自己紹介に憧れます。
気づくとお金を稼いでいない

基本的に稼ぐことに執着のないゆるゆる系フリーランスなので、計画をしっかり立てない限り「お金にならないこと」ばかりしてしまいます。よく分からない文章をnoteで書いたり、読書したり、日向ぼっこしたり、やたら時間をかけて料理したり…。計画をしっかり立てるor自動的にお金が入る仕組み(例:アフィリエイト、たまにバイト、会社員をするなど)を導入しないとヤバイです。
バリバリ働く系の人なら、問題ないことばかりでしょう。でも、私はゆるゆるしています。お金に執着がなさすぎて、気づけば「無駄なこと」をしてしまいます。フリーランスは収入に上限がありません。その分、下限もありません。ゆるゆる系フリーランスやADHD系フリーランスは自己管理を徹底しない限り生活が破綻すると思います。
メリット
正直思い浮かびません。なぜなら、比較対象が無くて何がメリットなのかよく分からないからです。「教育実習中の自分」を想像しながら、なんとかメリットを書き出してみます。
人間関係が楽

関わる人を選べるので楽です。「嫌な上司」「意見が合わない人」は強制的にシャットアウトできるので、人間関係に疲弊することがありません。
また、オフィスに行く必要がないので、好きな時に一人になれます。コミュニケーションを取るのが苦手な人、気難しい自覚がある人はフリーランスが向いてるかもしれません。(その分「苦手を克服する機会」には恵まれません。)
本能に忠実に生きられる

食べたい時に食べ、眠たい時に眠れます。私は空腹に弱く、少しでもお腹が減ると何も集中できなくなり、イライラし、泣きそうになります。フリーランスは時間の使い方が自由なので、1日に4回でも5回でもご飯を食べられます。
私は8〜9時間眠りたい人です。始業時間が決まっていないので、「あと30分寝よう…」がいくらでもできます。恐らくバリバリ稼いでいるフリーランスの人はこの辺りもキッチリ決めていると思いますが、私のようにゆるゆるを前提にしていれば、好きなだけ眠れます。アラームをかけるのも辞めました。これは幸せ。
また、私は頭痛持ちでしょっちゅう寝込みます。寝込んでも欠勤にならず、他人に迷惑をかけずに済みます。
突然の予定に対応できる
周りに知り合いが沢山住んでいることもあり、突然「BBQ」「田植え」などに誘われることもあります。ライティングは納期さえ守ればいつでも出来るので、予定を動かしやすいです。今は仕事が少ないからかもしれませんが、予定がブッキングしてもどちらかを動かせることが多いです。「行きたい!」と思った行事にはだいたい参加できます。
好奇心にしたがって移動

私は突然動きたくなります。ダンスとかでは無く、場所を移動したくなります。「集中できない!海に行きたい!」と思えば海に行けるし、「緑くれ!!!!」と思えば山を見に行けます。「なんか回転寿司に行きたい!!!」と思えば作業を中断して回転寿司に行けますし、「新しい場所に行きたい!!!」と思えば、行ったことのない図書館に行けます。気分がコロコロ変わる私にとって、好き勝手移動できるのは幸せです。(ADHDの傾向によるものかもしれません。)
行動を少し変えるだけで仕事や人間関係が急に変わる
良くも悪くも環境を好きなようにカスタマイズできます。気分が落ちているときは引きこもれるし、人と関わりたいモードの時は人のいるところに行くことができます。
また、仕事の忙しさや収入を自由にカスタマイズすることもできます。私はまだ1ヶ月なので何とも言えませんが、「今月は収入が少なくていいや〜」って時は作業量を減らせばいい。「今月はめっちゃ稼ぐ!」って時はセルフブラックになればいい。その時の気分や予定によって仕事量を調節できるのは、楽です。
責任のある仕事が増えるとそうもいかないのでしょう…。
嫌になったらすぐにその業務を強制終了できる

例えば、「もうライティングいやだ!」と思ったら、今抱えている案件を消化したらもうライティングからは撤退できます。抱えている案件さえも嫌になったら、友達に割り振ればいいのです。「これ嫌だ」と思った時にすぐに逃げられるのが楽です。とにかく辞めやすい、逃げやすい。
服装や髪型が自由
私はスーツが大の苦手です。重ね着も苦手です。毎日おしゃれをするのも化粧をするのも苦手です。突然髪を染めたくなります。フリーランスであれば、その辺が自由です。
スーツを着ると、本当に体調が悪くなってきます。だから、スーツ着用の仕事は厳しいです。
また、素材によっては重ね着が気持ち悪くて死にそうな気分になります。
メンタルが安定しないせいか、ズボラなせいか、毎日化粧をするのは面倒です。服を整えるのも苦手です。フリーランスであれば、見た目はどうでもいいのです。だから楽。
服装が決められている仕事は辛いし、私服だとしてもオフィスカジュアルや化粧が面倒なので、フリーランスは楽です。多分農家も私にとっては楽でいられます。去年1ヶ月の農業インターンをして、そう感じました。
なんとなくフリーランスになった私の感想はこんな感じです。
新卒フリーランスは辞めた方がいい?

キッチリしている人(例えばくろぽん)は、新卒フリーランスでも問題ないと思います。会社に所属してもしなくても、結果を残す系の人。仕事ができる系の人。こういった人は新卒フリーランスのデメリットをあまり受けないかもしれません。
フリーランスの業務はクラウドソーシングサイトを利用すると簡単に始められます。
私みたいにゆるゆるしている人は危険です。こういう人がフリーランスとして生きていくなら、よほどタスク管理を徹底する必要があります。と言っても、こういう人間はタスク管理をしても三日坊主になったり、うまく出来なかったり、挫折すると思います。
そんな時に立て直せるように、金谷のような場所に住む、サロンに入るなど「コミュニティを積極的に利用する」ことが大事かと思います。怠ける人は、一人でフリーランス、難しい。
今後のことは何も分からない
今後の進路は分かりません。このまま何年もフリーランスかもしれないし、お気に入りの会社に就職するかもしれないし、教員免許を活用して教育職に着くかもしれません。
今のところの理想は、「お気に入りの会社で働く」かなぁと思います。面倒な手続きからは逃れつつ、成長の機会を逃さずに会社員が出来たら理想的です。今後はゆるやかに会社を見ながら就職できたらベストかなぁと思っています。
だけど、不登校の時期が長かったり、発達障害の傾向があったりする私には
- 週に5日朝から夕方まで働く
- 上司が決まっている
- やりたくない業務もある
- 体調を悪くしてはいけない
- 場所を決められる
- お腹が空いても何も食べられない時間がある
などが怖いです。
すぐに辞められないことも閉所恐怖症みたいな恐怖感があります。

フリーランスは面倒なことも多いので、「みんなフリーランスになればいいのに」とは思えません。むしろ、会社員や公務員ができるのであれば、そのスタンダートな道から始めたらいいんじゃないかと思う派です。
就活中の人、新社会人の人、会社を辞めたい人など様々な人がいると思いますが、とりあえず「こんなゆるゆるした新卒フリーランスもいるのだよ、そしてとりあえずは生活できているよ〜」とお伝えしたいです。
こんな人間がいてもいいのです。会社員にならなければいけない、訳でもない。フリーランスになるなら意識を高く持たなきゃいけない、訳でもない。私が生きることに、誰からの承認もいらないのです。
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