9月13日。日景(ひかげ)温泉に一泊してきました。感想は「また絶対に行きたい!」

リニューアル記念で、2018年の12月29日までは通常の1万円引きで宿泊できるコースがあります。普段は高級なので、わたしはこのお得な期間を狙って宿泊しました。
詳細はこちら》日景温泉 開業記念プラン
※日帰りでも入れます!
こまちの車内メロディー。実家に帰る感じがする。#秋田新幹線こまち#マニアック耳コピ#耳コピしたい pic.twitter.com/TJwIDSG24Q
— ななさま🎓思想家 (@777nanadayo777) 2018年11月8日
この記事を読んでほしい人
- 温泉好きの人
- 東北の隠れ家的な温泉宿を探している人
- 関東から電車で気軽に行ける秘湯を探している人
- 湯治目的の人
目次
大館駅から日景温泉に向かうよ!
大館駅から電車で約12分。陣場駅に到着!

この日は秋晴れで、山の中にある古い駅舎が映えました。
無人駅なので、切符はポストに。
宿までの送迎アリ
あらかじめ送迎の連絡をしておくと、宿の方が駅まで迎えに来てくださいます。
秘湯なのに、車無しで行けちゃうのが嬉しい!
外観:渋くて綺麗でめちゃめちゃ広い
こちらが日景温泉。リニューアルしたてのようで、渋いながらもとっても綺麗な建物でした。

宿のスタッフさん「敷地は3000坪、建物の面積は1500坪あります」
広すぎてよく分からないレベル…。
入ってすぐの受付。明るくて広々しています。16時前、チェックイン!

部屋の鍵は二人分もらえました。だいたい鍵って一つしかもらえない気がするので、ありがたいですね。これで「○時頃に温泉を出よう」と約束する必要がありません。
夫婦、カップルにもありがたい!

ちなみに15時からチェックイン可能です。大館方面から電車で行く場合、16時前到着or18時前到着になります。
めちゃくちゃ広いロビーに通され、お茶をいただきました。
内観:やっぱり広い


この甘いお菓子はなんて言うんでしょう…私にはちょっと甘すぎた。

このタイミングで
- 夕食の時間
- 朝食の時間
を聞かれます。私たちは夕食18:30~、朝食8:30~にしました。
建物の中はやっぱりとても広くて、部屋から離れた温泉を目指す時には迷子になるほど。
すれ違った老夫婦も「部屋が分からなくなった」と彷徨っていたので、ものすごく広いです。本当に。

長い廊下を抜けて…
お部屋:2人では余るほど広い

お部屋の前に到着!

扉を開けると、玄関的スペース。何も無いのに広い!

まずは畳のお部屋。一緒に宿泊した、結婚予定の男の子がくつろいでいます。

畳のお部屋の隣は、椅子のスペース。
寝室:和風だけどベッドで過ごしやすい
続いて寝室。広いけど、写真では上手く広さを伝えられない気がする。




天井もなんか高級そう(?)
水回り:リニューアルしたてでピカピカである
リニューアルしたばかりなので、水回りもとっても綺麗でした。



アメニティも色々。

畳の部屋と寝室が別になっていて、とにかく広かった。持て余しました。
共有スペース:図書室があるよ
日景温泉は日帰り温泉もありますが、宿泊者限定スペース・宿泊者限定のお風呂も多いです。
こんな立派な書斎もありました。この日は思いっきり平日だったので、宿泊客も多くありませんでした。よって、どこに行ってもほとんど貸切状態!


こんな所に引きこもって、昔の文豪みたいに仕事したいな…。1泊(安くても)15,000円なので、今の私には無理だけど…。
日景温泉のお風呂たち
16時半、早速お風呂!

わ〜〜〜〜〜〜。ここは、日帰りでも入れる大きなお風呂です。
女性客はおばあさん一人しかいなくて、しかもめっちゃ早い時間にお風呂に入って疲れたとのことで(会話した)、私は大きなお風呂に一人で入りました。贅沢すぎる。一人なので写真を撮りました。

大きなお風呂、露天風呂、男女で使える時間が別になっている露天風呂に入りました。
大きなお風呂には「寝湯」と言って、寝ながら入れる浅めのお風呂があります。

寝ながら入ることのできる「寝湯」
湯の花がガチ。モコモコ。硫黄系の温泉をあまり知らなかった私は、湯の花が存在することを初めて知りました。「湯の花」っていう概念があるのだと思ってた。

床についた湯の花。ツルツルなので気をつけて!
露天風呂には、笠地蔵的な傘があります。冬や雨の日にかぶる用でしょうか。


笠地蔵のコスプレができる
続いて、時間制で入ることのできる離れの露天風呂へ〜!

贅沢

贅沢
お風呂が熱い時は、水が出ている付近に滞在しましょう。
家族風呂もある
続いて、家族風呂!フロントで予約すると、1時間ほど無料で貸切にしてもらえます。

家族風呂の内湯

脱衣所
脱衣所は広めなので、家族連れでも大丈夫!家族風呂だから当たり前か…
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続いて、家族風呂の露天風呂

露天風呂への通路

家族風呂の露天風呂
山奥に、離れで貸切風呂…最高に気持ちよかったです。
策がゆるいので、動物が来たら怖いなぁと思いましたが誰も来ませんでした。
嬉しいポイント:注意書きが秋田弁
注意事項が秋田弁なのも地味に嬉しいポイント。小さな遊び心がいいですね。

なまはげは男鹿市が有名ですが、秋田県ならどこでも使われがちです。

秋田弁と英語のみの表記。じわじわくる。
日景温泉の食事
お風呂を堪能した後は、食事!18:30スタートです。
日景温泉の夕食

個室居酒屋みたいな場所に案内されます
食事は仕切りのある食事場所にて。

お献立
こういう「宿のご飯」を食べるのは2年ぶりくらい。めっちゃ嬉しい。
食事は、きりたんぽや比内地鶏、ミズなど「秋田っぽいもの」だらけです。田舎感というべきか、秋田感というべきか。

食前酒:みぞれりんご梅酒
美味しい。がばがば飲みたい。

前菜:トマト、ミズ(山菜)、ミョウガ、枝豆、熊の肉、桃の白和え
個人的には、ミズがお気に入りです。もともとミズが大好きなので、嬉しい。千葉ではミズを見かけないので、東北の山菜なのだろうか。
熊の肉は、意外と柔らかくて豚の角煮っぽい感じでした。

りんごの冷製スープ
スープというよりデザートっぽかったです。材料は、りんご・牛乳・生クリームだそうです。

派手めな鮎

置かれた鮎
田舎感のあるメニュー、鮎の塩焼き!

秋田の豚&比内地鶏のしゃぶしゃぶ

美味しかった!しゃぶしゃぶするのがスローすぎて途中で火が消えてしまったけれど、宿の方がすぐに気づいて補充してくれました。ありがとうございます。
ゴマだれは「めっちゃごま」でした。個人的にはポン酢の方が好き!

きりたんぽ、ご飯、お味噌汁
衝撃のメニュー。きりたんぽ(米)とご飯がセットで出てきました。
今まできりたんぽを食べる時はご飯を食べなかったので、「ダブルってありなのか、まじか」と思いました。
お好み焼きとお米を同時に食べる感じでしょうか。いや、米に米だから、一段階上をいってると思う。

デザート:ほうじ茶のブランマンジェ(プリンみたいなババロアみたいなやつ)
ほうじ茶のデザート大好きなので、嬉しかったです。9月に行ったので、上には梨が乗っていました。
ごちそうさまでした!
日景温泉の朝食
朝は8:30からにしました。同じ個室に通されます。

席に着くと、すでに用意されてあります。

この後、ご飯&お味噌汁が運ばれてきます。
ご飯は白米・地鶏のおかゆ・ハーフハーフから選択。

朝食のスムージー
バランス良く、量も多すぎず、朝ごはんにちょうどよかった!
日景温泉のおすすめポイント7つ
日景温泉についてひと通りご紹介しましたが、おすすめポイントを改めて振り返ってみます。
1.温泉の数の多さ
大浴場のほかにも露天風呂2個、貸切家族風呂2個がありました。1泊2日の場合、計画的に入らないと制覇できないかも。
2.料理が地元の食材だらけ
「秋田っぽいな〜〜」と感じる食材が多かったです。山菜やきりたんぽ、秋田のお肉など。北国の美味しい料理が味わえます。
3.館内が1500坪の広さ
とにかく広い!秋田と青森の県境の山奥に位置しているので、土地を贅沢に使ってる感があります。有名な温泉街は縦に長い場合も多いですが、日景温泉は横に広いです。土地の使い方が贅沢!
4.関東から新幹線+鈍行のみで行ける(車いらず!)
「秋田とか遠すぎだろ…!」と思いがちですが、そこまで遠くない。東京駅から4時間半で着きます。レンタカーを借りる必要も無いので、気軽に向かえます。
5.明治26年から続く歴史
日景温泉は1893年から続く老舗旅館です。日清戦争より前…。
一度廃業したようですが、リニューアルして開業したてホヤホヤです。
6.平日は空いている
観光地でも無いので、平日は混んでいません。広い敷地を(ほぼ)独り占めできます。
7.Wi-Fiがバッチリ
個人的に、これが嬉しかった!山奥なのにWi-Fiがバッチリ通ってるので、スマホもパソコンも使えます。
日景温泉の気になるポイント2つ
人によっては気になるポイントをお知らせしておきます。
1.価格が高め
とっても良い旅館なので当たり前といえば当たり前ですが、ちょっと高いです。通常価格は25,000円(1泊2日/人)。
気軽に泊まれる宿ではなく、ご褒美用の宿ですね。
2.バリアフリーではない
館内が広すぎる&ちょっとした階段が多めなので、バリアフリー感は無いです。
車椅子や足腰の弱い方は、事前に伝えて部屋を選んだ方が良さそうです。
アクセス:東京から5時間くらい
- 秋田駅〜陣場駅:電車で約2時間(1,940円)
- 東京駅〜陣場駅:新幹線+電車で5時間ちょい(18,000円)
- 羽田空港〜青森空港〜陣場駅:飛行機75分、電車1時間ちょい(LCCが無いので飛行機は高い+電車1,140円)
関東からは新幹線、関東より左から来る場合は飛行機かな。
※交通費は片道です。
価格帯:2018年12月29日までは15,000円コースがある!
- 一番お得なコース:1泊1人15,000円(2018年12月29日まで)
- 通常のコース:1泊1人25,000円
伝統工芸品「曲げわっぱ作り体験」の記事はこちらから》【曲げわっぱ体験】秋田県大館市の大館工芸社に行ってきた