今日の午後、「ちょっと一回書くのをストップしてください…!」との連絡。クライアントさんからだ。
来月10万円分ほど納品予定だったクライアントさん。先方の都合により、一旦ストップする形になった。
優しいクライアントさんに恵まれ、新しい案件をバシバシ取りたい気持ちもあまりなく、年明けからほぼ冬眠していた。
このクライアントさんが最近の収入の半分近くを占めていた。収入の半分近くが急に無くなると分かると、いくら生活費があまりかからなくたって「うおっ、まじかっ…!」と内心焦る。
そうだよなぁ、クライアントワークはクライアントを分散させないと怖いよなぁ。ゴウさんの講座でも聞いたし、周りの話でも聞いていたし、分かってはいた。でも何となく、よくないバランスのまま過ごしてしまった。
思えばこの1年、なんとか新卒でフリーランスとして生きのびてきたものの、文字通り「生きのびてきただけ」って感じがする。
何かやりたい壮大なこともなく、お金を稼ぎたいわけでもなく、いつかゆっくりするために爆速で作業するわけでもなく、自分に投資するわけでもなく、常にゆったりしながら生活費+αを稼ぎ、あとはお茶を飲んでいた。
去年まで精神的に辛かったので、今年は人生の夏休みを謳歌していたんだよ〜と言えばそれまでなのだけど、今後もフリーランスとしてやっていくには圧倒的に努力が足りない。そのくせ人ともあまり関わらないし、自分で突き詰めたいこともないので、とても中途半端な状態。
「冬のうちにアフィリエイト記事を仕込んでおこう」と思っていたはずなのに、気づけばもう春。アフィリエイト記事は1記事しか書いてない。のんびりしすぎである。でもその記事から6000円確定したのはよかった。
・今のお金でいつまで生きのびられるのか
・即金性のある収入は何か
・即金性を考えないなら何がしたいのか
・いつか本当にお金が0になったらどうするのか
・ならないためのセーフティネットは?
・なんで詩人になりたいくせに詩をお金にする努力をしないのか
・なんでライティングが好きじゃないくせに続けようとしてるのか
・発信のネックになっているのは何か
・自分の直さなければいけないところは何なのか
改めて考えなければいけない。いや、常日頃考えてはいるけれど、現実にあまり興味がなく、すぐに空想の世界に行ってしまうので、行動する気持ちがあまりわかない。この世界で生きてるのだけど、別世界で生きてるような浮遊感。まぁなんとかなるだろうという選民思想。たまに落ち込んで「みんなすごい、自分やばい」という絶望感。
最近は「今後どうしようかな」と考えることがやたら多かったので、今回の件は何かのメッセージなんだと思う。
「クラウドソーシングで提案しまくろうかな」と思ったけれど、それじゃ現状が変わらないだろうし。別のことに挑戦する時期なのかもしれない。
フリーランスは絶え間ない工夫が必要だね。「安定してきたぞ」と思った時はもう危険で、次の収入源やバランス、新しいスキルについて考えまくらなきゃいけない。多分。
会社員の安定と、フリーランスの擬似的な安定はわけが違う。会社員の安定は契約だから、結婚に近い。まぁ離婚も可能性としては全然あるけど、お互い労力がいるし、一応ずっとよろしくね。みたいな。やめなければだいたい給料が振り込まれるので、本当に安定と呼んでも良い。
だけどフリーランスの安定は、しょせん擬似的な安定だ。たとえクライアントさんが何人もいたって、そのメディアが5年続くとは限らない。むしろ5年も上手くいってるメディアなんて、どれだけあるのか謎だ。アフィリエイトだって、継続的に収入を得られるようになったとしても、Google先生がいつ気分を変えられるか分からない。サイトをぶっ壊される可能性もある。
フリーランスはもう、これでもかってくらい収入源を分散しつつ、貯金や投資、人との繋がりなど「いろいろな形」で資産を日常に埋め込む必要がある。
当たり前のことだし分かってはいたけれど、なんだかおめでたい脳みそになってた気がする。
ただ収入を増やすだけなら
・知り合いにお願いして案件をもらう
・クラウドソーシングで案件を取りまくる
・メデイアに連絡する
・既存のクライアントさんに記事数を増やしてもらう
などをすればいい。クラウドソーシングで案件を取るのは得意なので、できるだろう。
だけど、「前と同じ稼ぎ方」をしていいのか、一度考え直す必要がありそうだ。
ゆっくり考えるほどの余裕はないけれど、数日考える必要はありそうだ。
他人のことは「これ得意じゃん」「この人のいい所はここだ」と分かるのに、自分については何も分からなくなる。
とりあえず、プライドが謎に高いこと、責任感がないこと、飲み込みが激早い反面とにかく飽きやすいこと、人に壁を作りがちなこと、自分の好きなものをないがしろにすること、怠惰で楽を求めること、その辺を改善しないと何事もダメな気がする。みんな、すごい。楽しい夏を迎えたいものだ。