中学生の頃ってなんであんなに毎日泣いてたんだろう

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なにもかも新しいことばかりで、社会に出たばかりの赤ちゃんだから、泣いてたんだろう。初めてできた彼氏を好きでいなければならないプレッシャーや、本当は他に好きな人がいることを隠す罪悪感。彼氏ができてから定期テストの点数が合計100点下がったことをクラスメイトの前でわざわざ先生に言われること、スカートが短いからという理由で22歳の担任(男)に身体を謎に触られること。

毎日夜中まで彼氏からのメールを待っては「やっぱり来ない」と泣きながら眠ること。授業中は眠くて授業どころじゃない。でも寝る気にもならないのでノートの隅っこに浜崎あゆみの歌詞を書く。ノート提出の日に必死に消しゴムで消してたね。

楽しくないことばかりだけど、びっくりするほど必死だったね。彼氏を好きでいなければいけない、定期テストは450/500点以上取らなければいけない、部活でミスをしてはいけない、学校は休んじゃいけない、通知表は5じゃないと高校に進学できない。

んなわけないのに、「ミスったら終わり」という思い込みで溢れていた。

自分の精神が少し大人びていたせいか、同級生とは話があまり合わなかったね。だから日記ばかり書いて、過去と未来の自分とばかり対話していた。直接的な言葉じゃ表現しきれなくなって、詩を書き始めたね。わたしの詩は作られた作品じゃなくて、ただの排泄物。

浜崎あゆみはわたしにとっての信仰の対象だった。見た目はギャルだけど、言ってることや歌詞は哲学的というか、本質的だと思う。

信仰しなきゃやってらんないよね。今までアーティストを信仰したり、アイドルを信仰したり、彼氏を信仰したり、成績を信仰したり。自分を必死に信仰してる時期もあったね。

今は何を信仰してるのだろう。お金かな。資本主義的で面白くないね。

初めてのことが無くなっていく。

初めてのことがあったとしても、「初めてのことへの対処法」がインストールされてるので、本当の意味で初めてのことなんてなかなかないよ。

初めての感情がないよ。

人を好きになるにも過去に味わった感情だし、

焦りだってどうせ何とかなるって分かるし。

初めてのことに出会って驚いて泣くような生活に少しだけ憧れる。

上手く生きれないことに少しだけ憧れる。




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ABOUTこの記事をかいた人

思想家 ななさま

【秋田生まれの思想家/詩人】2069年の世界からタイムスリップしてきました/綺麗だけど役立たないもの、本当のことを探してる/物書きしながら田舎暮らし中/社会の隙間で生きている/発達障害グレー/千葉大学卒/雲の上で暮らしたい/エスペラント語勉強中