主に全部のことがよく分からない。
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矛盾や違和感を受け入れることができない人は、バカ正直で、心が綺麗に見える
世の中の矛盾に対して「おかしいですよね!?」「おかしいから僕はそれをやりません」と言える人は、バカ正直で、心が綺麗に見える。
例えば、商業用の文章を書いてお金をもらうこと。興味のない分野のライティングをしてお金をもらうこと。
特に専門性も発揮できないようなライティングを平気でできる人は、心で生きてないように見える。
自分を騙してるなって思う。
逆に、いなフリでライティングを習ったのに「こんなものできない!」ってなる人は、なんとなく「正直者」で、素直な心で、社会に毒されずに生きてるなって感じがする。
例えば、納得できないルールに従うこと。
学校でよくありがちな謎ルール。必ず18時には帰宅すること、みたいなやつ。
別に18時に帰宅しなきゃいけない「世界全体のルール」なんてないはずなのに、学校で統一されていたりする。
そういうものに、いちいち「なんで18時なのかな」「特に根拠もなく決められてることだったら、反論してもいいよな」って思う人は、素直な人だと思う。
何でもかんでも反論する人は面倒臭いオーラが出てしまうけど、
「これやるといいよ」「はい!」
「これ守ってね」「はい!」
をひたすら繰り返すよりは、面倒臭い方がよっぽどいいと思う。
なんの違和感もなくクライアントワークをこなせてしまうのも、心の状態としてどうなの?って感じがする。
なんか、どっか、誰かに嘘ついてるよね。
1~2年前の学生時代は矛盾や違和感を受け入れられなかった
私は去年まで、いろんな矛盾や違和感を受け入れられない人だった。
教育実習でおかしいと思ったら50代のベテラン先生に反論するし、(今でも悪いとは思ってない)
やりたくない分野のライティングをやってると心が腐ってきて「やってらんね〜!」って発狂してたし。
そんな性格だから、学生時代、何度も断続的に不登校になった。
学校って、矛盾や違和感だらけだったから。
耐えられなかった。
でも今は、ある程度の矛盾や違和感も「まぁそうか〜」とか言いながら受け入れられるようになった。
興味がない分野のクライアントワークもできてしまうし、人からルールを伝えられたら「はーい」と言えてしまう。
いいんだか悪いんだか。本当にいいんだか。
楽ではあるけど、そういう人のことはあんまり好きになれないし応援できない。
普通に生きてんな、って思って終わり。
人としての面白みや興味は感じられない。
矛盾や違和感を無視できるようになってから収入が安定した
ある程度の矛盾や違和感も「まぁそうか〜」とか言いながら受け入れられるようになってから、収入が増えた気がする。
魂と引き換えにお金を得たみたいで、なんだか嫌な雰囲気がするな。
「お金という麻酔」を打たれて思考停止してるみたいで、なんだか自己嫌悪に届きそうな雰囲気だな。
こんなにも簡単に、収入のせいで、自分の心が変化するもんなんだね。
一般的に見たら「それでOK」「その調子」って感じかもしれないけど、魂を差し出したかもしれない現状に対して「それでOK」と、自分では言えない。
大問題だとは思ってないけど、なんとなく自分に失望している。ゆるい失望感。
いや本当に、お金の威力すごいな。
お金があれば、生活が楽だもんな。
何の思想もなくたって、なんとなくいい感じに、ちょっと消費しながら、楽に生活できてしまうもんな。
お金という魔物に、心の綺麗さを奪われたのだろうか
お金という魔物に、心の綺麗さを奪われたのだろうか?
それは言い過ぎだ。
そもそも別に、もともとの心が綺麗だったかと言われたら、そんなこともない。
ただ単に、世間の仕組みを知らなすぎただけでもある。
学生だったので、本当の意味で「稼ぐ必要性」がなかったわけだし。
ある程度稼ぐことは、現代の日本で生きるためには必要だ。
避けて通れない必須の能力、必須の状態。
現代の日本人の最低限を、ようやく突破しただけとも言える。
昔の、本当に何もできない自分をやたらと肯定するのは、ちょっと自己陶酔しすぎ感ある。
でも、お金が無さすぎた時期の方が「本物の心で」生きてた気もする。
いや、本物の心とは何だ。
私はなんでもない人間、アーティーストでもない人間。
そんな人間の「本物の心」が生きてたって、それが何だよって感じだ。
なんでもない奴が「本物の自分」「素の自分」とか言ってても、自惚れてんなって思うだけだ。
何でもない人の人間性には、大した価値はない。
自惚れていて気持ち悪いな、自分。
ただ、お金っていう偉大なものによる人間の心の変化に興味はある。
「お金なんて別にいらん」って思ってた私ですら、お金に心を変えられている。
お金って何者なんだ。
まとまりの無さを極めた意味のない文章を書いてしまって、自分気持ち悪いなって思ってる。
気持ち悪いって思うことにより、成仏しようとしている。
役に立たない文章を書くなら、せめて綺麗な文章or感動する文章を書けよって思う。つまんない人間だ。
今日の一冊